JAPAN EC大賞

EC通販事業の担当者
1,000人が選んだ!
「JAPAN EC 大賞 2021」
受賞企業インタビュー特集!

商品・サービス部門賞
木村石鹸工業株式会社様

Interview

インタビュー

商品・サービス部門賞

受賞に対するコメント

この度はJAPAN EC大賞の商品・サービス部門で大賞を頂戴し、誠にありがとうございます。
自分たちが自信を持って世に出せる商品がある上でのサービスだと考えておりますので、
商品とサービスの両面で評価されたという点は弊社にとって大変嬉しく思います。
皆で喜びを分かち合いつつ、慢心せず引き続き両面で尽力して参ります!

商品・サービスにおいて、社会性(SDGs等)を意識した取り組みはされていますか?

SDGsに基づくエコ活動の一環として、リサイクルしやすい単一素材(モノマテリアル)フィルムを試験的に開発し、パウチからパウチへの水平リサイクルの実証実験を行う『未来の住人(ジューニン)プロジェクト』に取り組んでいます。

試験期間を1年間として、使用後のフィルムの返送にご協力いただく形となっており、ご利用者のみなさまと一緒に、未来の可能性を探っていけたらと考えています。

※詳細については下記ページを参照
https://www.kimurasoap.co.jp/news/pouch_recycle_20210430
https://store.kimurasoap.co.jp/item/12/JU-NI-refillset450ml-miraino12

また、簡易包装への取り組みやバイオマスプラスチックの採用など、できることを始めています。

CRMを取り組む上で必要な要素の一つ【商品・サービス】において、
必要な事や育んできた事をエピソードも添えて教えてください。

まだスタートして1年足らずですが、12/JU-NI(ジューニ)というシャンプー&コンディショナーで定期購入サービスを展開しておりまして、ユーザー様に楽しんでいただけるファンクラブのような位置づけで展開しています。
例えばまだ発売に至っていない開発中の商品をお試しいただける特典があり、その商品やブランドが好きな方にとっては楽しんでいただけるのではないかと考えて、サービスに取り入れています。

また、定期購入は、その商品を本当に気に入って長く続けたいという意思がある方が入っていただくのが良いと考えていますので、初回から高い割引率や、お試し段階での引き上げなどがある従来の定期購入とは真逆の仕組みで展開しています。

ユーザー様に不安なく、心地良くご利用いただきたいので、制約などもほぼゼロにして、回数縛りや休止・解約も自由で、戻りたい時もいつでも戻れます。

シャンプー市場でも様々な理由で今の愛用品から別のものに変える方も多いかと思いますが、戻りたいと思った時にいつでも戻れる場所がある、戻った時に商品・サービス含めて「あぁ、やっぱり木村石鹸いいなぁ」と、そんな風に思ってもらえる存在でありたいと考えています。

※詳細については下記ページを参照
https://store.12-juni.jp/shopping/lp.php?p=kimurasoap

EC通販業界/CRMにおいて今後取り組むべき事をお聞かせ下さい。

ECの場合、店舗とは違って顔が見えない中でのやり取りになるので、なるべく心が通うコミュニケーションを意識して取り組んでいます。
例えば同梱物などでは手書きに拘って(タッチペンではなく、鉛筆やボールペンで)、ちょっとしたお手紙や広報紙などを作成したりしています。

木村石鹸ではシステム面ではまだまだ追いついていない、できていないことが山程ある中ですが、デジタルやデータ中心の取り組みではなく、デジタルとアナログをうまく融合し、人間性を持った温かみある木村石鹸らしいECやCRMを模索していこうと考えています。

今後の展望(成し遂げたい事)を教えて下さい。

うーん、そうですね、展望というか願望に近いかもしれませんが、親子の世代を超えて長く愛され続ける存在になりたいです。
親が使い続けていたものを幼少期から特に意識せず一緒に使っていたり、見ていたりしていて、自分が大人になってからも自然と使う、或いは必要になった時に「そういえば実家で使ってたあれ良かったな」とか「意識してなかったけど、改めて使ってみるとすごくいいな」と、思い出して使い出したものって誰しも少しはあると思うんですが、そういう自然で世代を超えたユーザーと企業の長い繋がりができるっていうのは、すごく素敵だなと思います。

弊社もあと約2年で100周年の会社になるのですが、次の100年に向けてそんな存在を目指して頑張りたいと思います!